学校長挨拶
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◇ ものづくりと部活動を通した人づくり
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知・徳・体の調和を目差し、創造力・実践力ある産業人の育成を目指す岐南工業高等学校のHPへようこそ |
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| 学校長 |
| 塩 谷 章 |
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本校は、昭和18年に岐阜市立工業学校として設立され、昭和31年には県立に移管、そして昭和55年に岐阜市六条東から現在の場所に移転し、今年で創立68年目を迎える岐阜市内唯一の工業高校です。現在、約800名余りの生徒が、学習や部活動に真剣に取り組んでいます。
本校の校訓は、「創意実践」で、学校を力強く支える二つの大きな柱があります。一つ目の柱は「ものづくりを通した人づくり」で、実体験によって五感を揺さぶり、学びの喜びや楽しさを体験し、知識技能の定着を図るというものです。もう一つの柱は「部活動を通した人づくり」で、運動系12部、文化系15部が活動しています。特徴的なことは、朝型の部活動であることで、午前7時過ぎには多くの運動部が活動しています。朝の練習は、人間の頭脳・筋肉の成長に効果的で、同時に、環境に配慮したエコ部活動でもあります。今年度も3つの運動部が沖縄のインターハイに出場、千葉で行われた国体は4種目に出場しました。その中でも自転車競技部は、春の高校選抜で総合優勝を果たし、沖縄インターハイでも最終日の大逆転勝利で、10年ぶり6度目の日本一に輝きました。
この二つの柱を中心に、本県教育ビジョンの基本理念でもある、「自立力」「共生力」「自己実現力」を育み、地域の産業を支える地域産業人の育成を目指しています。 |
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◇からくりロボット「清影車」が教えてくれたもの
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さて、ここではものづくり分野での一つの取組を紹介します。 |
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◆ 「豊玉姫」が右手に持つ杖を自在に振りながら舞を踊り、クライマックスで龍神の面を瞬時に取り外すと、何百人の見物客から、割れんばかりの拍手と歓声が上った。・・・・・電気科と土木科の生徒たちが、一年以上の歳月をかけて製作に取り組んできた、からくりロボット「清影車」が完成し、4月3日の岐阜まつりで、岐阜市京町のからくり山車「清影車」と並んで共演しました。 |
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12本の絹糸を三人がかりで操って動かす本物に対して、ロボットは約500個の部品に12個のモーターを仕込み、パソコン制御で舞を踊ります。
製作は決して平坦な道ではありませんでした。設計段階から苦難の連続で、部外者には決して見せられないという人形の内部も、生徒たちの熱い思いが、地元保存会の方の心を動かして実現しました。 |
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| 本物の流麗でスピーディな動きに対して、製作途中のロボットの動きはぎこちなく、上演時間も長くかかりましたが、部品を削ったり、制御ソフトに工夫を加えることでクリアしました。「未来を担う小学生たちに、工業技術を介して伝統文化を継承したい」という願いを込めて、完成したからくりロボット「清影車」は岐阜小学校へ寄贈しました。 |
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◆ 打ち上げから7年半、日本の小惑星探査機「はやぶさ」が幾多の危機を乗り越え、総航行距離60億Kmにも及ぶ長旅を終えて、6月13日に無事地球に帰還しました。傷だらけになって帰ってきて、最後は自分自身は燃え尽きて、カプセルだけを地球に到達させるという、ロボットであっても「命のバトンタッチ」を感じさせました。「はやぶさ」の帰還は、私たち日本人に夢とロマンを与え、自信を蘇らせてくれました。それを支えてきたのは、決して巨額の開発費ではなく、日本のものづくり技術者や研究者たちの粘り強さと執着心でした。 |
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◆ 物の豊かさより、心の豊かさを求める時代。科学技術の分野においても、人の心を豊かにし、時空を越えて人の心をつなぐ技術が求められています。からくりロボット「清影車」が、まつり会場で受けた拍手と喝采は、岐南工のものづくり教育が目指すべき未来に、一つのヒントを教えてくれているようでした。 |
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平成22年10月21日 |
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岐南工業高等学校学校長 塩谷 章 |